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学力向上推進の情報発信!

指導案の作り方研修

10/23(木)校内研修がありました。

内容は

①指導案の作り方について ②こんなときはどう対応する ③教員が守らなければいけないルールの3つです。

①では何を意識して授業作りを考えるべきかを学びました。生徒の学力向上のためにも授業準備をしっかりと行い授業に臨んでいきます。

②では給食中にアレルギー症状を発症した際やクラスでいじめがあった際にどのように動いたら良いかを考えました。

生徒が安心して学校に通えるように、何かあった際は迅速な対応ができるようにこれからも学びを深めていきます。

③では近年ニュースや新聞にもあがる、教員の情報漏洩や飲酒運転などに視点をあてて、守らなければいけないルールについて確認をしました。他人事と思わずに日頃から気をつけて過ごしていきたいです。

 

①指導案の作り方

②こんなときはどうする

③教員の守らなければいけないルール

学習内容定着に向けてできることは

9月11日に校内研修がありました。主な内容は「どのようにすれば学習内容が定着するか」です。各学年の課題は何か、具体的にどのような取り組みができるか、3月までに目指すべきビジョンについて話し合いをしました。また、校内研修教頭コーナーでは教頭自らが行った家庭学習の実践や授業等での取り組みを、具体例を挙げて我々教員に伝授してくれました。その他に修学旅行でGoogle本社に行った際の交流、生成AIトレーニングもあり、勉強になりました。今回の校内研修で得たものを生徒に還元し、鴛泊中生の学力向上に繋げていきます。

各学年で学習内容定着のための話し合い

Google訪問の交流校内研修教頭コーナー生成AIトレーニング「織田信長暗殺対策会議」

生成AI導入に向けて

 本校の校内研修では、ICTを活用しながら生徒の学力向上を目指しています。9月から新たな試みとして、生成AIを授業に導入しようと検討しています。使用する生成AIはGoogleのGemini(ジェミニ)とCanva(キャンバ)です。

 生成AIを導入する第一の目的は「学力向上」ですが、それだけではありません。AIをよりよく活用する方法やAIとの付き合い方についても学んでほしいと考えています。もうすでに多くの企業では、業務の中にAIを取り入れています。日常生活の中にもAIは入り込んでいて、切っても切り離せない関係となっています。生徒の未来を担う学校現場だからこそ、このような情勢に乗り遅れることが無いようにしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずは、生成AIを活用して何ができるか紹介します。現在、授業で活用できそうな機能として以下のようなものが考えられます。

・作成物へのアドバイス

・文章の要約・翻訳

・情報やデータの提供

・創作活動の手伝い

・問題作成

・英会話 

 このような活用方法を取り入れることで、より「効率的」「効果的」な授業を展開できます。また、生徒一人一人に焦点を当てた指導にもつながるため、個別最適な学びにもつながります。実際の授業での活用の様子については、随時ホームページで更新していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次に、生成AIの危険性についても紹介します。危険性については必ず考えなければならないことです。これまでのICTと大きく違う点は「法律・法令違反」につながる行為があるということです。特に、個人情報保護法と著作権法です。生成AIの特性上、入力したことはデータとして保存されてしまいます。

 もし個人情報を書き込んでしまうと、その時点で情報が流出してしまいます。また十分な事実確認ができないと、知らない間に他人の個人情報を侵害してしまうということもあり得ます。

 法律に関わってくると聞くと、一見怖いように感じる人もいると思いますが、皆さんが普段使っているSNSにも同じことが言えます。普段から生徒に伝えていることではありますが、「誰かがやっていたから自分も大丈夫」ではなく、適切な根拠をもとに正しい判断をすることが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回は生成AIの話でしたが、何事も受動的に使うのではなく、「能動的に」活用することが大切です。そのためには「自分の考え」をしっかりと持つことが重要です。より良い将来のためにも、多様な学びを充実させられるように、日々研修をしていきます。

指導主事訪問がありました!

 7月10日(水)に指導主事訪問ということで、3年生保健体育の授業を公開しました。助言者として、宗谷教育局義務教育指導班指導主事の池田雄二様にお越しいただきました。また、小学校の先生も招いて様々なご意見をいただきました。

 授業では、「スペースをうまく活用してサッカーをする」ことを目標にしながら活動をしていました。サッカー未経験の生徒には難しい課題なのかもなと個人的に考えていましたが、そんなことは全然ありませんでした。みんな上手に動いていて驚きました。

 今回の授業では、ICTを活用しながら授業を進めていました。「スペースを活用するためにどのような工夫ができるか」という意見交流をクロームブックで行い、ゲームの様子を録画して分析することで次のプレーに生かしていました。ICTを活用して多様な情報を生徒に与えることで、競技の本質に迫れるような授業を作ることができるのだなと感じました。

 授業後の研究協議では、様々な意見をいただきました。特に「小学校で学んできたことを中学校でも生かしながら学べるといいよね。」という意見が多かったです。小学校から系統的に学び続けることで、個人個人の課題に焦点を当てながら課題解決型の学習ができるようになります。児童生徒の「できるようになった!」という声を、これからも大切にしていきたいと改めて感じました。

 池田指導主事からは「ICTを活用した個別最適な学び」に関する情報をたくさんいただきました。他校の実践事例を見ながら、このような活用の仕方もあるんだなと勉強になりました。日を追うごとに情勢が変わっていく現代だからこそ、教員も学び続けなけれななりません。今日うまくいったことが明日は通用しなくなることもあります。だからこそ日々研修です。

 いろいろ書きましたが、今日の研修で私が一番うれしかったことは「3年生すごく成長したね!」と小学校の先生が言っていたことです。努力を重ねながら成長してきた生徒の姿を認めて褒めることは、何よりも大切だと思います。小中一貫で活動しているからこそ、いろいろな視点から生徒の良さをどんどん引き出していきたいです。

やりっぱなしはよくない

 私の家には、生徒からもらった大切なノートがあります。私は、テストが終わるたびに解き直しノートの提出を生徒に求めていました。そのノートは、自分の間違えた問題を、自分なりに解説を書いてまとめられたもので、世界で一冊の自分の参考書になっています。文協テストや高校入試の休み時間のときに見るんだよと言っていました。

 貰った解き直しノートは、あまりの出来の良さに卒業する時に要らなかったら欲しいなと言っていたら、私の誕生日にプレゼントされました。今でも大切に保管しています。

 本校では、テストの問題や課題等、できなかった問題をやりっぱなしにならないようにするための対策を考えています。下の写真は、宗谷管内で取り組んでいるSサポート(国語と数学の問題です)について、できなかった問題をどのように対応していくか、学力向上Cと数学科で話し合っているところです。利尻富士町で取り入れているAIドリル“キュビナ”やワークを、授業内や宿題で実施するなど、上手く活用していきましょうとなりました。先生からの声かけも大切にしていきますが、生徒の皆さんもよくわからない場合は積極的に声をかけてくださいね。本校には国語の先生が2名、数学の先生は3名もいますので。

鴛中生の学力向上に向けた授業改善☆授業改革②

6月26日(水)、校内研修を実施しました。研修内容は「①主体的に学びに向かう態度」「②個別最適な学び」についてです。

本校の研究主題は「『ICTを活用した個別最適な学び』~確かな資質・能力の定着に向けた自己調整学習モデルの研究~」です。研究主題に向かうためにも、今回の研修内容を踏まえたうえで授業を考えることは非常に大切なことです。

①について

「主体的に学びに向かう態度」は2つの側面を踏まえたうえで評価をしなければなりません。2つの側面とは『粘り強く取り組もうとする側面』『自己の学習を調整しようとする側面』です。

「2つの側面を両立するためにも、昔ながらのストロングスタイルの授業のままではいけない!」と教頭先生からの力説をいただきました。生徒一人一人が主体的に学ぼうとする意志をもてるように、授業も日々進化していかなければなりません。

②について

「個別最適な学び」もこれからの授業に求められてくる要素の一つです。これは決して一人一人に一からすべてを教えるというものではありません。目標達成のために「自分には何が必要でどのように解決しなければならないのか」ということを生徒自身が考えて学びに向かう必要があります。そして、生徒一人一人が選んだ道筋を把握したうえで、一人一人に適した指導を教員が行っていきます。

定期テストが廃止となった現在は、このような学習の仕方がとても大切になってきます。いわゆる「課題解決型の学習」です。普段の生活にも生きる学習を目指していきます。

一人一人が計画を立てて学習することは大切ですが、一人だけで学習することはお勧めしていません。自分一人では気付かなかったことや友達と話し合った時に思い付いた新たな考えを、いかに自分のものにできるかが深い学びにつながると考えています。

研修の中でも、先生たちにグループになって話し合ってもらいました。自分が担当している教科以外のこともきちんと把握することで、学校全体で学力向上に向けて取り組めると考えています。日々研修です。

今後も研修の情報を随時更新していきます。生徒全員の学力向上に向けて教職員が一丸となって取り組んでいきます!

鴛中生の学力向上に向けた授業改善☆授業改革①

 学校ブログにも紹介されていますが、5月22日(水)、校内研修を実施しております。研修内容は、『①評価方法について ②全国学力・学習状況調査から見える鴛中生の苦手な部分とその改善に向けた取組について』研修を実施しました。

 ①に関しては、

 今年度から本校は定期テストを廃止しております。これからの時代に求められる資質・能力の3つの柱である「知識・理解」、「思考力・判断力・表現力」、「主体的に学習に取り組む態度」をしっかり育成するために・・・

 各単元 スモールステップで生徒をしっかり見取る→日々きめ細やかに評価→生徒の苦手部分をしっかり伝え学習内容の定着を目指しています。

 そして評価のためのテストから、学習内容の定着を図るための単元テストへと変換しております。その中での評価方法について、単元ごとにしっかり見取るための評価方法になっているかなど、各教科の現時点の評価がどのようになっているかを小グループで交流し合いました。

 ②に関しては、

 まずは、全国学力・学習状況調査が今年度どのような調査問題が出題されているのか、どのような力の育成が求められているのかを把握するために、全教員が事前に調査問題を解き・・・

 ~下の写真は、国語で全問正解(ブラボー👏👏👏)をした養護教諭の解いている様子です。~

 全教員が問題を解いていることを踏まえた上で、今年度の本校の状況を国語科・数学科から分析結果を共有し、鴛中生の得意分野や苦手分野について、課題克服に向けた改善方法について交流しました。特に鴛中生が苦手としている「思考力・判断力・表現力」の観点を生徒がしっかり身に付けるために、どのような授業を展開すれば良いかを、私が講師になって実践的な研修を行いました。

 最後に学力向上Cから文科省の言語活動例と生成AIに関する暫定的なガイドラインのページ紹介がありました。なぜこのページを紹介したかというと文科省の生成AIに関する暫定的なガイドラインのページには、昨年度の全校道徳で使用したフィルターバブル現象の図が掲載されており、その図が今回の国語科の問題に同じ図が出題されていました。言語活動例のページにも、数学で出題されていた問題と同じ図が掲載されていました。色々な所に授業改革のヒントが隠れていることを気付かせてくれました。

 全教員で共有し、学力向上に向けた授業改革を、学力向上Cを中心に組織的に進めていきます。今後も学力向上に向けた取組を紹介していきます。