災害について考える
本日、一日防災学校を実施しました。
前半は、利尻島で地震が発生し、その後津波が押し寄せてくるという想定での避難訓練です。今回は、いつもの教室から避難をするのではなく、1年生は音楽室、2年生は理科室、3年生は体育館からの避難でした。理科室では、下にスペースがない机なので、机の下には入れません。ではどうやって頭を守る?他にも、実験中でガスバーナーを使っていたら?机に危険な薬品が並んでいたら?いざというとき、自分の命を守るとっさの判断ができるかどうか、とても難しいことです。避難訓練を通して、いざというときの判断材料を増やしていくことが大切ですね。
後半は、防災教育として「Doはぐ」を実施しました。「Doはぐ」とは「避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲーム」です。言い換えると「生徒が避難所の運営を体験するもの」です。次々にやってくる避難者をどの教室に入れるか、どう分けるか。食べ物が届いたら、どのように分配するか。そして次々に発生するトラブルにどう対応するか…。「もう無理だ!」と言いながらも、避難所を運営できるように頑張る姿は、とても立派でした。
一日防災学校にご協力いただいた、消防署利尻富士支署の皆様、誠にありがとうございました。
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