学力向上作戦第1弾

 朝の会が始まった頃でしょうか、3年生の教室の前を通りかかると、「おはようございます!!」と元気いっぱいの声が聞こえてきました。その声を聞いただけで、私も一日元気に過ごせそうです。

 素晴らしい大きい声を聞いて思い出したのは、私が担任をしていた頃によく生徒たちに話していたことです。「何事も、始まりと終わりの挨拶は、その時の気分や感情に関係なく大きな声でしよう。それを続けることで、きっと何か良いことが起こるかもしれないよ」と。実はこれ、A川学級の学力向上に向けた取り組みの一つでした。「なぜ挨拶が?」と思うかもしれませんが、年度初めと年度終わりの学級のテストの点数には、はっきりとした成果が出ていたんです。なぜ成果が出るのかは後日どこかの場面で話す機会があれば話します。

 鴛中生の皆さん、これからも元気な挨拶を続けていきましょうね。自分から進んで大きな声で挨拶できる人は、色々な良いことが起こりますよ。だまされたと思って、ぜひ実践してみてください!

 今日のブログでは学力向上に向けた取組の一つを紹介します。令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果から、本校の課題は生徒たちの「思考力・判断力・表現力」であることが明らかになりました。

 今年度はこの課題克服のため、教職員一同、PDCAサイクルを効果的に回しながら、生徒たちが様々なことに意欲的に挑戦できるよう、多角的に支援していこうと考えています。その第一弾、~君の思考が、未来を創る!~「コラボ・スプラウト・ラボ」です。

 「コラボ・スプラウト・ラボ」とは、学年の垣根を越え、3人1組のチームで結成される新感覚のプロジェクトです!チームは思考力を駆使し、社会や身の回りにある様々なミッションや課題に挑みます。昨日、3人1組で3チームが科学の甲子園の問題ジュニアにチャレンジしたばかりですが、今回はこのプロジェクトを全校生徒で実施します。この活動を通して身につけられる資質能力は多岐にわたります。詳細については、後日、学校だよりで改めて紹介する予定です。

 さっそく、10分間の休み時間や昼休み中にチームで集まり、「あーだ、こーだ」と活発に議論しながら、論理的思考力の問題に挑戦している姿が見られました。生徒たちが思考をフル回転させている様子は、見ているこちらもワクワクします。頑張れ☆鴛中生!!

 このプロジェクトと並行して、研究部が計画していることも実践していきます。来週の数学の授業で何かが行われます。生徒の皆さん、お楽しみに。