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3月7日(火)その先の向こう側にあるもの

 私の息子(長男)は、高校進学の際、部活動で勝負がしたく、地元から旅に出ました。自分で決断し、強い意志を尊重して背中を押したことを覚えています。「70名も部員がいるのか」「けがはしていないか」「ついていけるのか」など、心配がつきませんでした。3年間有意義だったかどうかはわかりません。「辛い」という言葉はいつも聞いていましたが。

 後になってみて、この進路選択は、自身の達成感を生み、また出会った恩師のおかげで、「今」があると本人は話しています。理不尽に思うことや辛いことが多々あったことでしょう。しかし、最後までやり遂げた3年間は何よりも尊いものになったのかなと親として感じました。

 さて、校長として2回目の卒業証書授与式を迎えます。特に部活動で勝負しに行った昨年の卒業生たち、そしてこれから勝負にいく生徒たち、高校3年間はもちろん、その先の向こう側にある何かをつかむために・・・「ファイト!!」