「同意をとる」とは?

本日は、3年生の性教育でした。テーマは「人間の性行動」。

人間は成長とともに他者に興味を持ち、好意を持つ者には近づきたい・触れたいという欲求が生まれてきます。
しかし欲求の有無や程度には個人差があるため、相手の気持ちを考えずに自分の欲求を通してしまうと、相手を傷つける結果になってしまいます。
お互いの気持ちに差があっても、傷つけることなく接することができるポイントについて、紅茶で例えた動画などを見ながら学びました。

今回のキーワードは「同意をとる」です。これを別の言い方で「性的同意」と言います。
「性的同意」とは、『性的な行為について、お互いがその行為を積極的に望んでいるかどうか、気持ちを確認する』ということです。
性的同意は「相手がYESと言わなければ全てNO」という考え方が基本です。
その行為をするかしないかを決めるのは、本人だけです。
付き合っていても、結婚していても、異性相手でも同性相手でも、同じです。

相手の気持ちを考えずに自分の欲求をぶつけてしまえば、性暴力やデートDVになり得ます。
2023年の法改正により、【同意のない性的行為は犯罪である】ことが明確化されました。
大事な人を傷つけることがないように、性別・年代問わずぜひ身に付けてほしい概念です。

 

いつも元気な3年生、感想を交えながらも動画を真剣に見ていました。
大きく発達した人間の脳には、衝動に流されず理性を持って判断できる機能が備わっていることも、今日学びましたね。
本当にあなたを大事に思ってくれる人ならば、衝動に負けず、あなたの気持ちを無視した行動はしません。
嫌なことは嫌と言っていいのです。
心配なことや気になること、困ったことがあれば、信頼できる人や相談窓口などにぜひ話してみてくださいね。